ちょっと今から仕事やめてくる映画【原作小説】あらすじ結末ネタバレ感想!

スポンサーリンク

本日も「そらの書き物」にお越しいただき、ありがとうございます!そら(@sorazukisora)です!

2017年5月27日土曜日公開の映画、【ちょっと今から仕事やめてくる】を本日観に行こうと思っています。

で、実はこの映画の原作小説を2年前に読んでいたので、改めて予習の意味であらすじの内容と感想をまとめたいと思います!

【ちょっと今から仕事やめてくる】北川恵美 原作小説評価&感想

同じ会社の同期からこの小説を手渡された2年前

私がこの【ちょっと今から仕事やめてくる】に出会ったのは同僚からのオススメでした。

同じ会社の同期が仕事がしんどくて悩んでいるときに読んでよかったということで、私にも声をかけてくれて貸してくれました。

今でもありありと覚えているのですが、営業であまり成績が良くなくて落ち込んでいる同期が、「本屋で見つけてコレ読んでん」って言ってある1冊の単行本を私に差し出してきました。

彼はその単行本の裏側に書かれた”憂鬱な1週間”を指さして、そこに書かれていることを読み上げました。

「そうかぁ、、、あんたもそう思ってるんか(笑)」というような話をしたことを覚えています。

「月:死にたい」「火:何も考えたくない」「水:一番しんどい」「木:少し楽」「金:少し嬉しい」「土:一番幸せ♡」「日:明日から憂うつ」

【ちょっと今から仕事やめてくる】北川恵美 原作小説 内容ネタバレ要約

主人公の青山隆(あおやま たかし)は中堅の印刷会社の営業マン。

ブラック企業にこき使われて、心身共に衰弱した青山隆は、会社から家への帰宅途中、電車のホームから落下しそうになるところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられる。

ヤマモトは青山のことを小学校のころの同級生だと言うが、青山はまったく思い出せない。

が、二人は共に食事をし、青山隆は久しぶりに笑えた。ヤマモトが楽しくなる会話を青山に振ってくれたからだ。

 

翌日青山は久々に休日の午前中に目を覚ました。そして隆はあれから毎週末ヤマモトに会うようになっていた。

ヤマモトが休日こそ身だしなみに気を使うようにアドバイスしたこともあり、隆は服装にも気を遣うようになり、美容院にも行くようになった。

服装が変わると気分も変わり、実際職場でも隆の雰囲気は変わっていった。営業の成績も上向きになり、仕事に対してもちょっぴりの自身が生まれてきたのだ。

ヤマモトは営業のアドバイスを隆によくしたが、本人はニートだという。そんな謎に包まれたヤマモトであったが、隆はヤマモトがあの日ホームで自分の腕をつかんでくれたことを感謝していたのだ。

 

隆はある仕事が成果を結ぶ一歩手前までこぎつけて、それはヤマモトのおかげだと感謝を伝える。

すべてがうまく回っていると思っていたそのとき、昔の同級生から、小学校3年生のころに同級生だった「ヤマモト ケンイチ」は、ニューヨークにいることを知らされる。

ヤマモトの正体をネットで検索しようにも、苗字以外ヤマモトのことを知らないと気づいた隆は飲み会にヤマモトを誘い、下の名前を聞く。

彼は「ジュン」と名乗り、免許証を見せた。

 

 

隆は会社に”五十嵐先輩”の次に出社する日々を送っていた。隆は営業成績の良い五十嵐先輩を尊敬していたのだ。

ある日、隆が持っていた取引先からクレームの電話が入る。納品された紙の種類が間違っていたようなのだ。

隆は、「発注書の作成時には何度も確認をしたはずなのに、、」と思い返すが、覆水盆に返らず。

五十嵐先輩のフォローによりなんとか収まったが、後悔してもしきれない。

 

その翌日からは隆の地獄の日々が始まる。給料泥棒だとハッキリ部長にののしられる。隆はもう限界だった。

 

ヤマモトとも連絡が取れなかった隆だが、強引にヤマモトが隆を飯に誘った。

気落ちした顔の隆を見たヤマモトは、「会社変えたら?」と軽く言った。

ヤマモトは隆の話を聞き、普通は新入社員がミスしてそこまで詰め寄らないと話す。それに、そのミスは本当に隆のミスなのかとヤマモトは言う。

が、隆は自分はたとえ転職したところで活躍できる人間じゃないし、自分は使えない人間なのだと思っていた。いつか会社の屋上の南京錠が開いていたら、、、とどこか思い詰めていたのだ。

 

 

そこからヤマモトは隆の仕事終わりを待ち伏せすると、【転職のすすめ講義】をするようになった。隆が仕事を辞めるのは簡単なことじゃないと言っても、ヤマモトは辞表を出したらそれで終わりだと言う。

正社員に何故こだわるのか、会社が生涯安泰な補償もないじゃないかと。

 

「隆にとって、会社やめることと、死ぬことは、どっちのほうが簡単なわけ?」

 

ヤマモトは隆に初めて会った日、改札でみかけてずっと後を付けていたのだと語った。死んでしまいそうな表情をしていたのだと。そして、そんな人物を知っていたのだと話した。

 

数日たって、隆はヤマモトを買い物に誘うが、ヤマモトから断られる。その日の予定をヤマモトは語らなかったが、隆は偶然にもヤマモトを見かけることになる。

それをきっかけに、隆は改めてヤマモトについてネットで検索した。

そして、「山本 純」が3年前、自殺している事実にたどり着く。ネットに掲載された顔写真もヤマモトと同じものだ。

 

隆は気持ちを切り替えて、朝一番に出勤した。会社の屋上で朝ごはんを食べ、エレベーターでオフィスに戻る。

そして、ある現場を目撃する。それは、五十嵐先輩が自分のPCを一心不乱に操作している姿だった。

五十嵐先輩は勝手に触って悪かったと言い、隆の担当していた企業を引き継いだのでデータが欲しいという。隆はデータをすべて五十嵐に渡した。

 

しかし、ある日、それは発覚する。

隆の発注書のデータを五十嵐が書き換えていたことが。

入って半年の新人に大型契約取られたら、自分の立場が無いと言い、この世界は数字を取り合う蹴落としあいで、きれいごとではやっていけないのだと言う。

隆は呆然とそれを聞いた。尊敬していた五十嵐先輩がそんなことをするなんて思いもよらなかった。

そして、その言葉を聞いた隆は思った。

五十嵐先輩をこんな風にしてしまっは俺の責任なのだと。自分は、社会に出てはいけない人間だったのだと。

 

 

日曜日、隆はハンマーを持って屋上にいた。

南京錠を壊してフェンスを出ると、そこはまるで別世界のようだった。

そんなとき、隆の後ろからヤマモトの声が聞こえた。

隆は言った。「山本純は3年前に死んでいる。俺もそっちに行っていいか?」と。

幽霊やと思っているのかとヤマモトは尋ね、ちゃんと温かいやろと手を繋いだ。

そして、二人の瞳からは一筋の涙がこぼれた。

ヤマモトはゆっくり隆の手を引いて、屋上の縁から隆を引き戻した。

 

「お前の人生は何のためにあると思う?」

 

「お前の人生は、半分はお前のためと、あとの半分は、お前を大切に思ってくれてる人のためにある」

 

ヤマモトは隆に、自分の気持ちばかり考えているが、残された者の気持ちを考えたことがあるのかといった。隆は両親を思い浮かべ、鼻の奥が痛むのを感じた。

久しぶりに隆は両親に電話して、家族の声を聴く。自分を心から心配してくれるその声に、自分の愚かさと、その愛情に隆は泣いた。

 

隆は月曜日に会社を休み、ヤマモトのことを知るために大阪に来ていた。

「山本純」の実家を訪れた隆は、彼の母親に挨拶をし、仏壇に手を合わせた。

彼女は話した。一番最後に息子と電話で話したときに、「大丈夫よ、あなたなら」と言ってしまったことをとても後悔しているのだと。

愛する息子が自ら人生を降りてしまったことの無念と後悔が、ハンカチを握って震えている手から見て取れた。

 

彼女は「純」と同じ顔をした彼を見て、ずっと泣いていたから、彼をも傷つけてしまったと言っていた。彼の勤務先も住所も電話番号すら知らないが、たまに元気でやっているというメールだけ来るのだという。

隆はそれがヤマモトらしいなと思い、彼の母親に礼を言った。

あなたの息子に、自分は命を助けられたのだと。

 

 

火曜日。隆はスーツでヤマモトに会う。

隆が切り出したこともあり、ヤマモトは隆と初めて会った日に、隆がトイレに立った時に鞄を開けて、青山隆の個人情報を確認していたことをバラす。

あの瞬間から、”何としても助ける”という決意をヤマモトはしていたのだろう。

隆はヤマモトに改めて礼を言い、何か力になれることがあれば、話を聞くだけでもいいから助けになりたいと伝えた。

 

そして、初めてヤマモトの本当の名前を呼んだ。

「あ、そうそう。もうバレてるからな、お前の正体。ほんと、嘘ばっかつきやがって」

「ちゃんと待っとけよ!ヤマモト・・・・・・優!」

 

 

そこから隆は、大切なものが何なのか分かったのだろうか。

彼は会社に行き、部長にはっきりと退職すると言った。そして、部長に言い返す。

「俺の人生を、お前が語るんじゃねーよ!」

自分の人生は、自分と自分の周りの大切な人のためにあるのだと隆は言い、部長は幸せなのかと問い返す。

自分には世界を変える力は無くても、自分の人生は変えられるのだと。

自分に嘘をつかないように、両親を大切に生きていくと言い、今までお世話になりましたとお辞儀した。

 

隆は半年間に訪問した企業についてまとめた資料を出して、有給休暇を消化する旨を部長に告げた。

「せめて、法律は守りましょうよ。この会社のことを本当に思うなら、まずそこから変えていってください。みんなが健康に、楽しく働けるように。では、失礼します。」

隆は軽くなったカバンを振り回し、スキップをして横断歩道を渡った。

その様子を見ていたヤマモトは、隆の前から姿を消した。小さな紙をひとつ残して。

 

 

2年後、ヤマモトは臨床心理士の資格を正式に手に入れ、フリーランスの臨床心理士として働いていた。

そこへ、新しい心理カウンセラーの先生が研修にやってきた。

「いろいろと教えてくださいね。ヤマモト先生!」

 

ヤマモトはかつてカバンを振り回して横断歩道をスキップしていた男と再会し、天国にいるであろう双子に人生はそれほど悪いものじゃないと語った。

 

注意:へたくそが要約して書いてるので、興味あるなら絶対本買ってよむべし!!!!!

つづき:【ちょっと今から仕事やめてくる】を平成生まれのゆとりが読んでの評価感想。