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SMAPの木村拓哉主演の映画「無限の住人」がカンヌ国際映画祭で上映されたことがニュースになっていましたね。
しかし、このニュースには否定的な感想が目立ちました。映画公開初日にこの映画を観た身として、いろいろ感じたことをまとめようと思います。
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カンヌ国際映画祭上映の木村拓哉主演【無限の住人】は面白いのか?感想と評価は?
私はこの【無限の住人】の映画公開日である2017年4月29日に観に行きました。
正直、木村拓哉が好きというわけではまったくありません。ごめんなさい。
簡単に言うと、チャンバラ映画が大好きなのと、着物が好きなのと、侍が好きなんです。
なので、原作の【無限の住人】も予習して全巻読破しております!
そもそもどんな映画だったのかというと、木村拓哉演じる不老不死の男「万次」が、両親を殺された杉咲花演じる「凛」の敵討ちを手伝うというもの。
詳しくはこちらの記事を読んでください。
実は、この映画は12歳以下は、両親と一緒に観ることが勧められる、【PG12】という指定がされています。
簡単に言うと、ちょっとグロいです。普通に腕が飛んだりします。あと、少し性描写を示唆する内容があります。
原作の漫画ではがっつりセリフにもあるのですが、映画ではセリフはなく行動だけで示唆するというレベルに下がっています。
しかし、本当に腕はポンポン飛びますし、血も出ますので、苦手な人は苦手なんだろうなぁと思いました。
実際、観終わって後味スッキリという映画ではありません。
これは、木村拓哉うんぬんの話ではありません。るろうに剣心の実写映画を見に行く気持ちで行くと、期待を裏切られる気持ちになるでしょう。
しかし、【無限の住人】という19年間にわたり連載された漫画の実写映画化だという気持ちで見に行くと、その19分の1は実写化されている感じがして感動しました。
原作の最終回の結末は大変重く、映画でも同じような結末になるのですが、重みがやはり原作の方が上ですね。
一番の見どころは、ヒロインの凛を演じる杉咲花さんの演技です。この演技を観ただけで、映画館に行ってよかったと思いました。
とても幼い少女が凛としている姿がとても美しく、リアルに表現されていると思いました。
身長も小さくて可愛らしかったですしね。
カンヌ国際映画祭で上映されただけなのに何故こんなにニュースになるの?
無限の住人は、興行収入ランキングでも上位に食い込めず苦戦している印象ですよね。
木村拓哉の黒歴史とまで言われる始末ですが、確かに大絶賛とまで言える映画ではなかったのは事実です。
けれど、広報活動に力を入れている様子は、私は好感を持ちます。
いつも思うのですが、いい作品というのが必ず日の目をみるとは限らないと思うからです。
私はよく漫画を読みますが、何故この漫画が打ち切りなのか頭を捻ったりすることがたまにあります。
むしろ、原作、無限の住人は超名作だと思うので、その映画化をしたのだからこそ、とにかく宣伝するというのは当然だと思います。
この映画化を機会に原作を手に取った人もいるのではないでしょうか。
少し話はそれましたが、とにかく、「カンヌ映画祭って対したことないの?」と言われているのも事実です。
しかし、カンヌ映画祭は、別に興行収入によって、上映するしないを決めているわけではありません。
カンヌ映画祭への上映は、公開前から決まっていたことです。
カンヌ映画祭ではスタンディングオーベーションが起こったということも言われているように、日本人の「サムライ」という記号は上手く外国の映画好きの方にウケたのでは無いかなと思います。
海外にどこまで「敵討ち」についての理解があるのかわかりませんが。
私としては、宣伝にお金かけれるなら、かけるだけかけたらええやん と思うタイプです。
お金がなければ頭を使えというけれど、先立つものがあるにこしたことは無いと思います。
日本で大絶賛の映画ではないのかもしれませんが、少しでも多くの人の目に「無限の住人」が触れたらいいなぁと思います。
無限の住人評価アンケート
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